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AGA/男性型脱毛症

AGAとはどんな病気?

AGA(男性型脱毛症)は、男性に見られる進行性の脱毛症です。AGAは、男性ホルモンの影響を受けて毛髪が徐々に薄くなり、最終的には髪が抜けてしまう病気です。

AGAの症状と起こりやすい年齢

AGAは主に20代後半から40代にかけて発症することが多いですが、個人差があり、思春期後期から症状が現れる場合もあります。症状は主に頭頂部や前頭部から始まり、徐々に広がっていくことが多いです。発症後、治療を行わないと症状が徐々に進行し、30代以降に顕著な薄毛が見られることがあります。

当院の患者さんも20代・30代が多いです。年齢と共に薄毛が気になってきたという方がご来院されています。
40代でも決して遅くはありませんので、まずは一度、ご相談ください。

前頭部の生え際が目立つ、M字型になる

額の生え際が徐々に後退し、目立つようになります。若いころと比べて、額の両端が後退し、M字型のように変化してきた方は、AGAの可能性があります。

頭頂部の薄毛が目立つ

頭頂部の毛が徐々に細くなり、薄毛の状態になって頭皮が目立つようになります。全体的に毛が細く柔らかくなると、髪のボリュームが減少します。

枕の抜け毛が多くなる

枕の抜け毛が多いからといって、必ずAGAとは限りません。体調や季節によっては、抜け毛が増えることもあります。一方で、突然、抜け毛が増えたり、薄毛が目立って額や頭部が目立つようになったりしたら、AGAの疑いがありますので一度ご相談ください。また円形状の脱毛が出た場合は、円形脱毛症の疑いもあります。

AGA治療薬の種類と料金

治療薬 料金
ザガーロ0.5mg(30錠) 9,800円(税込)
ザガーロジェネリック0.5mg(30錠) 5,200円(税込)
プロペシア1mg(28錠) 7,800円(税込)
プロペシアジェネリック1mg(28錠) 3,700円(税込)
【初診限定】ザガーロジェネリック × 3か月分セット 12,000円(税込)

AGA治療薬について

以下に、AGA治療薬としてよく使用される薬剤について、それぞれの特徴や効果、副作用などを具体的に解説します。

ザガーロ

ザガーロは、デュタステリドという成分を含むAGA治療薬です。主に男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することで、髪の成長を妨げるホルモンの影響を軽減します。DHTを強力に抑制するため、特に前頭部や頭頂部の薄毛に効果的です。ザガーロは、フィナステリド(プロペシア)の約1.5倍の効果があるとされています。

ザガーロの服用方法

1日1回、決まった時間に服用します。食事の影響を受けないため、食後でも空腹時でも服用が可能です。

ザガーロの副作用

性欲減退、勃起不全、乳房の痛みや腫れなどが報告されています。これらの副作用は少数ですが、発生する可能性があるため、服用中に症状が出た場合は医師に相談することが推奨されます。

ザガーロジェネリック

ザガーロジェネリックは、デュタステリドを有効成分とするジェネリック医薬品です。先発薬であるザガーロと同様の効果がありますが、費用を抑えた治療が可能です。

ザガーロと同じく、DHTの生成を抑制し、AGAの進行を遅らせる効果があります。ジェネリック薬は先発薬と同じ有効成分と効果を持っていますが、価格が安価であるため、長期的な治療において経済的なメリットがあります。

ザガーロジェネリックの服用方法

ザガーロと同様に、1日1回の服用が推奨されます。

ザガーロジェネリックの副作用

ザガーロと同じ副作用が考えられますが、ジェネリック医薬品も安全性が確認されています。

プロペシア

プロペシアは、フィナステリドを有効成分とするAGA治療薬です。DHTの生成を抑えることで、髪の成長を促進し、脱毛を防ぎます。
主に頭頂部と前頭部の薄毛の進行を遅らせる効果があります。多くの臨床試験で、フィナステリドの使用により髪の再生や脱毛の進行抑制が確認されています。

プロペシアの服用方法

1日1回、1mgを決まった時間に服用します。食事による影響は少なく、空腹時でも服用可能です。

プロペシアの副作用

性欲減退、勃起不全、精液の減少などの副作用が報告されています。これらの副作用は比較的軽度ですが、気になる症状が出た場合は医師に相談してください。

プロペシアジェネリック

プロペシアジェネリックは、フィナステリドを有効成分とするジェネリック医薬品です。プロペシアと同等の効果を持ちつつ、コストが抑えられているため、長期治療に向いています。先発薬であるプロペシアと同じく、DHTの生成を抑制し、脱毛の進行を遅らせる効果があります。

プロペシアジェネリックの服用方法

プロペシアと同様、1日1回、1mgの服用が基本です。

プロペシアジェネリックの副作用

プロペシアと同様の副作用がありますが、ジェネリック医薬品でも安全性が確認されています。

3. ミノキシジル

ミノキシジルは、血管拡張作用を持つ外用薬で、AGA治療に用いられる最も一般的な発毛促進薬の一つです。血管を拡張し、頭皮の血行を改善することで、毛包に栄養を供給し、発毛を促進します。主に頭頂部の薄毛に効果があります。臨床試験では、ミノキシジルの使用により、毛髪の密度と太さが増加することが確認されています。

ミノキシジルの服用方法

一般的に、1日2回、適量を頭皮の気になる部分に塗布します。効果が現れるまでに数か月かかることがありますが、継続して使用することが重要です。

ミノキシジルの副作用

頭皮のかゆみや炎症、赤みなどの局所的な副作用が報告されています。また、稀に体毛が増加することがあります。
これらの薬剤はそれぞれ異なるメカニズムでAGAに対処しますが、最適な治療は個々の症状やライフスタイルに応じて異なります。医師と相談しながら、適切な治療法を選択することが大切です。

AGAの原因

AGAの主な原因は、男性ホルモン(テストステロン)が変換されて生成されるDHT(ジヒドロテストステロン)です。DHTは毛包に対して強力な収縮作用を持ち、毛の成長を阻害します。この結果、毛が細く、短くなり、最終的には毛が成長しなくなります。

その他、以下の要因が考えられます。

  1. 遺伝的要因
    AGAは遺伝的に影響を受けることが多く、家族にAGAの人がいる場合、発症リスクが高まります
  2. 年齢
    年齢を重ねることで、ホルモンバランスが変化し、AGAの症状が現れやすくなります。
  3. 生活習慣
    不規則な生活、ストレス、喫煙、栄養不足などがAGAの進行を助長する可能性があります。

AGAは進行性の病気であり、早期に適切な治療を開始することで、症状の進行を遅らせたり、発毛を促進したりすることができます。気になる症状がある方は、早めにご相談ください。

AGAの予防と対策

AGAは進行性の疾患であるため、早期に治療を開始することが非常に重要です。症状が軽度のうちに治療を始めることで、症状の進行を遅らせることができます。AGAは個人差が大きく、進行の速さや治療の効果も人によって異なります。

定期的に医師の診察を受け、症状の進行状況や治療の効果を確認しながら、適切な対策を続けることが大切です。また、自己判断で治療を中断することは避け、医師と相談しながら治療を進めていくことが重要です。

AGA治療薬を服用されている方にも、AGAの進行を遅らせたり、症状を軽減したりするための方法をご紹介しています。できることから対策し、AGAの進行を予防しましょう。

  1. バランスの取れた食生活
    髪の健康を保つために、栄養バランスの取れた食事が重要です。特に、髪の成長に必要なビタミンB群、亜鉛、鉄分、タンパク質を豊富に含む食事を心がけましょう。
  2. ストレス管理
    ストレスはホルモンバランスに影響を与え、AGAを進行させる可能性があります。リラックスする時間を持ち、適度な運動や趣味を楽しむなど、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。
  3. 生活習慣の改善
    不規則な生活や睡眠不足は、髪の健康に悪影響を及ぼすことがあります。規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠を取ることが予防につながります。当院は不眠症に伴う治療も行っています。
  4. 喫煙・飲酒の抑制
    喫煙や過度の飲酒は血行不良を引き起こし、毛包に十分な栄養が行き渡らない原因となります。これらの習慣を控えることで、AGAの進行を予防する効果が期待できます。
  5. 頭皮ケア
    頭皮の健康を保つため、適切なシャンプーを使用し、定期的に頭皮マッサージを行うことで、血行を促進し、毛包への栄養供給を改善します。

AGAに関するよくあるご質問

プロペシアやザガーロはいつまで飲み続ければいいですか?

プロペシアやザガーロはAGAが始まる前のホルモンのバランスを調整し、髪の毛の成長サイクルを元に戻す作用のある薬です。服用をやめると、ホルモンのバランスが薬を飲む前のAGAの状態に戻るため、また脱毛が始まってしまいます。よって基本的には治療を継続するには服用も継続ということになります。

服用し忘れてしまった場合はどうすればいいですか?

飲み忘れに気がついた際には、1日近く経っていたらその日は服用をやめて翌日から服用を再開して下さい。早い段階で飲み忘れに気がついた場合は速やかにその日の分を服用してください。

プロペシアやザガーロの主な副作用はなんですか?

国内で実施された臨床試験(1年)において、4.0%(276例中11例)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められております。主な症状はリビドー減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)等でした。まれに、食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、使用をやめてください。

作用機序はどうなっているのでしょうか?

プロペシアやザガーロはAGAの原因物質DHTが作られるのを抑えることで、AGAの進行抑制・改善効果を発揮します。

服用するタイミングはいつがいいですか?

朝、夜などは特に決まっていませんので、患者さんの日常生活に合わせて忘れにくい時間帯に服用するようにしてください。また、食事の影響も受けませんので、食前、食後いつでも服用可能です。毎日決まった時間帯に服用すると服用が習慣化しやすいようです。

効果を実感できるようになるのはいつ頃でしょうか?

少なくとも3ヵ月は継続するようにしてください。それで効果が確認できる場合もありますが、通常、効果が実感できるまでには6ヵ月以上の連日投与が必要です。

飲んでも効果がない人もいますか?

結論から言うと効果の出ない方もいます。メーカーの調査でも、1年間プロペシアの服用した方の58%の方が髪の毛が増えた、40%の方が維持、そしてわずかですが2%の方は脱毛が進行したというデータがあります。プロペシアは人によって、遺伝子により薬の感受性が決まっており、感受性が著しく低い方は効果の出ないことがあります。