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カマグラ(KAMAGRA)とは?効果・副作用・購入方法

カマグラとは?|バイアグラとの違い

カマグラの概要(インド製・ジェネリック)

カマグラ(KAMAGRA)は、インドの製薬会社「Ajanta Pharma(アジャンタ・ファーマ)」が製造しているED(勃起不全)治療薬です。 この薬は、日本で承認されているED治療薬「バイアグラ」と同じ有効成分「シルデナフィル」を含んでいる点が大きな特徴です。 つまり、カマグラは「バイアグラのジェネリック医薬品(後発薬)」にあたる製品です。

ただし、日本国内では未承認であるため、医療機関や薬局では取り扱われておらず、主に個人輸入という形で購入されるケースがほとんどです。 そのため、「安価」「入手しやすい」といったメリットがある反面、安全性や信頼性には注意が必要です。

有効成分「シルデナフィル」とその作用

カマグラに含まれる有効成分「シルデナフィル」は、PDE5阻害薬(ホスホジエステラーゼ5阻害薬)という分類に属する薬です。

この成分は、以下のようなメカニズムで勃起をサポートします:

  1. 性的刺激を受けると、陰茎の血管に一酸化窒素(NO)が放出され、血管が拡張されます。
  2. 拡張された血管により血流が増加し、勃起が起こります。
  3. PDE5という酵素はこの作用を妨げる働きをします。
  4. シルデナフィルはこのPDE5を阻害し、血流の増加を維持させるのです。

そのため、シルデナフィルは勃起機能の改善に有効ですが、性的刺激がなければ効果は現れません。これはバイアグラを含む他のED薬と共通する性質です。

バイアグラとの違い(価格・形状・入手方法など)

カマグラとバイアグラは有効成分が同じとはいえ、以下のような違いがあります。

項目 カマグラ バイアグラ
製造国 インド(Ajanta Pharma)  日本またはアメリカ(Pfizer社)
 形状・種類 錠剤・ゼリー・発泡錠・チュアブルなど 錠剤のみ
価格 比較的安価(1錠数百円〜)  高価(1錠1,000円前後)
入手方法 個人輸入(未承認薬) 医療機関で処方
安全性 偽物・粗悪品のリスクあり 医師管理下で安全に処方可能

特に価格と種類の豊富さから、カマグラは一部で人気ですが、日本の医療機関では処方されておらず、品質のばらつきや偽造品の懸念があるため注意が必要です。

日本国内では「未承認薬」である理由

カマグラは日本国内で厚生労働省の承認を受けていない医薬品(未承認薬)です。 そのため、医療機関での処方や薬局での販売は法律上できません。

未承認薬とは、以下のような特徴を持ちます:

  • 日本国内で「有効性」「安全性」「品質」の審査を受けていない
  • 医薬品医療機器等法(薬機法)により、販売・広告が禁止されている
  • 個人使用の目的であれば輸入は可能(ただし自己責任)

このように、カマグラは「安くて効果があるかもしれない薬」ではありますが、日本では国による品質・安全性の保証がないという点が最大のリスクです。

厚生労働省や医師会も、未承認薬の個人輸入について繰り返し注意喚起を行っています。

カマグラの効果・持続時間は?

効果が現れるまでの時間と持続時間

カマグラの効果・持続時間は基本的にバイアグラと同じです。カマグラに含まれるシルデナフィルは、服用後およそ30分〜1時間で効果が現れ始めるとされています。最大効果が感じられるのは、服用後1〜2時間後が目安です。 効果の持続時間はおよそ4〜6時間とされており、この点もバイアグラと同様です.

ただし、あくまで性的刺激があって初めて効果を発揮するため、服用しただけで自然に勃起することはありません。

どんなときに効果が出やすいか(空腹時など)

カマグラは、以下のような条件で効果が出やすくなります:

  • 空腹時に服用する(食後すぐは吸収が遅れる)
  • 性的な刺激がある(視覚的・接触的な刺激など)
  • アルコールを控えめにする(飲みすぎると効果が低下)

※ 特に脂っこい食事の直後や大量の飲酒は、効果を遅らせたり弱めたりする可能性があるため注意が必要です。

効果を感じられないときの原因は?

「飲んだけれど効果が感じられなかった」という場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 服用のタイミングが悪かった(食後すぐ・満腹状態)
  • 緊張や不安が強かった(精神的要因が強い場合)
  • 偽造品や粗悪品の可能性(個人輸入品に多い)
  • 効果に対する期待値が高すぎる
  • 用量が合っていない(例えば25mgでは不十分な人も)

何度も効果を感じられない場合は、薬自体の信頼性や服用方法を見直す必要があります。

カマグラの副作用と注意点|安全性は大丈夫?

よくある副作用(頭痛・ほてり・視覚異常など)

カマグラの主成分であるシルデナフィルは、血管を拡張させる作用があるため、以下のような副作用が比較的よく見られます。

  • 頭痛(脳の血管が拡張することによる)
  • 顔のほてり・赤み 鼻づまり
  • 消化不良・胃の不快感
  • 視覚異常(青っぽく見える、まぶしさなど)

これらは軽度で自然に治まることが多いですが、継続する場合は服用を中止し、医師に相談しましょう。

重篤な副作用のリスク(心疾患・血圧など)

以下のような方は、重篤な副作用のリスクがあるため特に注意が必要です。

  • 心臓病や不整脈のある方
  • 低血圧や高血圧の治療中の方
  • 脳梗塞・心筋梗塞の既往がある方
  • 網膜色素変性症などの目の疾患がある方

シルデナフィルは全身の血流に影響を与えるため、循環器系疾患のある方には大きなリスクとなり得ます。

併用禁忌薬と服用できないケース

以下の薬を服用している方は、絶対にカマグラを服用してはいけません。

  • 硝酸薬(ニトログリセリンなど):心臓病治療薬。
    → 血圧が危険なほど下がるおそれあり
  • リオシグアト(肺高血圧症治療薬)
  • α遮断薬を服用中の方
    →立ちくらみや低血圧のリスクが高まります

※ 服用中の薬がわからない場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。

個人輸入による偽薬・粗悪品のリスク

カマグラは日本では未承認薬のため、基本的に個人輸入サイトや通販業者からしか購入できません。そのため、以下のようなリスクがあります。

  • 成分量が適正でない(多すぎる or 少なすぎる)
  • 異なる成分が混入されている
  • 不衛生な環境で製造されている
  • 製品管理・保存状態が不明

厚生労働省や消費者庁も、ED薬の個人輸入は健康被害の恐れがあるとして、繰り返し警鐘を鳴らしています。実際に健康被害や入院例も報告されています。

カマグラの購入を検討している方は、一度当院へご相談ください。

カマグラの種類と特徴

錠剤・ゼリー・発泡錠の違い

カマグラは同じ有効成分(シルデナフィル)を使っていながらも、さまざまな剤形や味のバリエーションがあります。いずれのタイプも、用量(100mg)や成分(シルデナフィル)は基本的に同じですが、体質やライフスタイルに応じた選択が大切です。

※いずれのタイプも、カマグラの使用を推奨するものではありません。一度、ご相談ください。

以下に代表的な種類とその特徴を解説します。

カマグラゴールド(錠剤)

「カマグラゴールド」は、カマグラシリーズの中でも最も一般的な錠剤タイプの製品です。 1錠あたり100mgのシルデナフィルを含有しており、バイアグラの100mgと同等量です。

特徴
  • 標準的なED治療薬としての使いやすさ
  • 価格も比較的安く、個人輸入で最も出回っているタイプ
  • 服用後30分〜1時間で効果が期待され、持続時間は約4〜6時間

※ ただし、形がやや大きく、錠剤の飲み込みが苦手な方には不向きな場合があります。

カマグラオーラルゼリー

カマグラオーラルゼリーは、ゼリー状で直接口から摂取できるタイプです。マンゴーやパイナップル、ミントなど複数のフレーバーがあり、飲みやすさを重視して開発されています。

特徴
  • 水なしでも摂取できるため、外出先などでの服用にも便利
  • 服用しやすい形状で、錠剤が苦手な人に人気
  • 吸収がやや早く、30分程度で効果を実感することが多い

見た目や味が医薬品らしくないため、一見して薬と分かりづらい点は利点でもあり注意点でもあります。

カマグラ発泡錠

カマグラ発泡錠は、水に溶かして服用する発泡タイプのシルデナフィル製剤です。

特徴
  • 飲み込む必要がなく、水に溶かしてから服用
  • 体内への吸収が早く、比較的早い段階で効果を発揮
  • 味付きのものもあり、飲みやすいという評価も

ただし、水と一緒でないと服用できないため、外出先や急な使用には不便な場合もあります。

カマグラはどこで買える?|日本では未承認薬のため注意

日本での入手手段(個人輸入・通販サイト)

カマグラは日本国内で承認されていないため、通常の薬局や病院では入手できません。現在、カマグラを入手する主な方法は以下の通りです。

  • 海外医薬品を扱う個人輸入サイト(通販業者)
  • 代行輸入サービスを利用した個人輸入

こうしたルートでは、比較的安価に購入できることが多く、種類も豊富に選べるというメリットがありますが、以下のようなリスクが伴います。

個人輸入の注意点(自己責任・偽物リスク)

個人輸入での購入は、以下の点で注意が必要です。

  • 医師の診断なしで自己判断による服用
  • 正規品か偽造品かが判別しにくい
  • 万一健康被害が生じても自己責任となる
  • 販売元が違法業者・詐欺サイトの可能性もある

実際に、国内外で「効果がなかった」「別の成分が含まれていた」「健康被害を起こした」といった報告があり、信頼性に大きな疑問が残ります。

厚労省の注意喚起とトラブル事例

厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)は、未承認医薬品を個人輸入することの健康リスクと法的な注意点について、公式に警告を発しています。

以下のような事例が報告されています:

  • 偽物のカマグラによる急性中毒
  • 別の成分が混入された製品でアレルギー反応を起こした
  • 適正な保存がされていない粗悪品を服用して効果がなかった

また、未承認医薬品の販売・広告行為は日本の法律(薬機法)で厳しく制限されており、購入そのものは「自己使用に限って合法」ですが、他人への販売や譲渡は違法です。

当院で扱う治療薬は全て国内純正品で、個人輸入品は一切取り扱っておりませんのでご安心ください。ほかのED治療薬もあわせてご検討中の方は、一度当院へご相談下さい。