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男性の性感染症(性病)

当院の性病検査・治療の特長

当院では性感染症の治療として、抗生物質の内服薬、外用薬の処方、臀部への筋肉注射を行っております。クリニック内の混み具合にもよりますが、ご来院からお会計終了まで約10分~15分で終了する非常にスムーズなシステムになっております。
当院での処方は自由診療
(=保険外診療)になりますので、保険証や予約は不要です。男性医師が診察、治療、処方しますので、恥ずかしい思いをすることはありません。安心してご来院いただけます。
なお、当院で扱う治療薬は全て国内純正品で、個人輸入品は一切取り扱っておりません。安心してご利用下さい。また、かかるのは検査代やお薬代のみ(税込)で初診料、診察料その他は一切かかりません。検査のみや治療のみの希望も承っております。まずはお気軽にお電話などでご相談ください。

性病は何科を受診するべき?

性感染症(性病)の疑いがある場合、早急に専門医の診断と治療が必要です。メンズクリニックである当院は、男性機能のトラブルや男性特有の性感染症に特化しています。特に、プライバシーに配慮した環境で診察を受けたい方にお勧めです。
男性の場合、症状が現れる部位によって、以下の診療科を受診するのが一般的です。ただし、これらの科が必ずしも性感染症に特化しているわけではなく、すべての検査や治療を一つの診療科で完結することは難しい場合があります。

  • 泌尿器科
  • 皮膚科
  • 耳鼻咽喉科

泌尿器科

尿道や生殖器に症状が現れた場合に適しています。例えば、尿道の痛みや分泌物、陰茎に異常を感じた場合は泌尿器科で診てもらうと安心です。

皮膚科

性器周辺や体の皮膚に発疹や潰瘍などが出た場合は皮膚科が適しています。性器ヘルペスや梅毒など、皮膚に症状が現れる性感染症の診断・治療を行います。

耳鼻咽喉科

咽頭に痛みや異常を感じた場合には耳鼻咽喉科で診察を受けることもできます。咽頭クラミジアや咽頭淋菌などの性感染症が考えられます。

当院はメンズクリニックとして、泌尿器科・皮膚科・精神科を標榜しています。性感染症のほかにも男性特有の様々なお悩み・疾患に対応できますのでお気軽にご相談ください。

自由診療と保険診療の選び方

保険診療では診察費用が安く済むため、コストを重視する場合に適しています。上記で紹介した泌尿器科、皮膚科、耳鼻科は、症状があれば保険診療として検査治療ができる場合が多いです。ただし、症状が現れていない場合には保険が適用されず、検査や治療が受けられないことがあります。また、定期的な検査や予防のための検査を希望する場合は、自由診療を選ぶ必要があります。
性感染症は症状が類似していることが多く、自己判断が難しいため、特定の性感染症に特化した自由診療の専門クリニックで総合的な検査を受けることが推奨されます。
特に、保険が適用されないマイナーな性感染症(例: マイコプラズマ、ウレアプラズマ)に感染している可能性がある場合は、自由診療での検査が適しています。
どの性病にかかっているかわからない場合は、どこに相談したら良いか迷ってしまう方は多いと思います。自由診療では複数の部位(咽頭と性器など)を同時に検査できるため、効率的に検査を行いたい方に向いています。即日検査が可能な場合が多く、すぐに結果を知りたい場合にも便利です。

会社や家族にバレたくない方

自由診療では保険証の提示が不要で、受診履歴が第三者に知られることがないため、プライバシーを重視したい方に適しています。(当院は自由診療なので、保険証の持参は必要ありません。)
このように、性感染症の診断・治療には、受診する診療科の選択や、自由診療と保険診療の選択が重要です。症状や個々の状況に応じて、適切な医療機関を選びましょう。

性病検査・料金

料金
●円
●円

性病の治療・料金

料金
●円
●円

男性の性感染症(性病)について

男性の性感染症(性病)について解説します。

  • クラミジア
  • 性器淋病、咽頭淋病
  • 亀頭包皮炎
  • 性器ヘルペス
  • 尖圭コンジローマ
  • マイコプラズマジェニタリウム(性器)
  • トリコモナス
  • 尿道カンジダ(性器)
  • 梅毒
  • HIV

クラミジア

クラミジアは、クラミジア・トラコマチスという細菌が原因で発症する、日本で最も感染者の多い性感染症の一つです。特に若年層に多く見られ、女性の感染者が男性よりも多い傾向があります。性器に感染すると、男性ではクラミジア性尿道炎、女性ではクラミジア性子宮頸管炎が発症し、咽頭に感染すると咽頭クラミジアになります。女性は男性に比べて自覚症状が出にくく、そのため感染に気付かないまま進行するケースも多く、妊娠時や不妊治療中に発見されることもあります。当院では、クラミジアを含む性感染症の検査や治療に対応しており、多くの方にご利用いただいています。

クラミジアの原因

クラミジアは、クラミジア・トラコマチスという細菌による感染が原因で発症します。クラミジアは自身では増殖させることができない細菌で、感染者との接触によって粘膜や体液を介して性器、咽頭、肛門、結膜(目)などに侵入し、増殖することで症状が現れます。クラミジア自体は非常に弱い細菌であり、細胞から離れると増殖できません。そのため、空気中の飛沫や共用のタオル、プールの水などからの感染リスクはほとんどありません。

クラミジアの感染経路

クラミジアは主に性行為を通じて感染します。体液には精液や膣分泌液だけでなく、唾液も含まれるため、キスでも感染する可能性があります。また、体液が付着した手で目を触ることで結膜に感染したり、目から咽頭に伝わって感染が広がることもあります。性器クラミジアの感染者数はここ十数年間ほぼ一定の状態が続いています(厚生労働省の性感染症報告数より)。さらに、母子感染も起こることがあり、出産時に母親がクラミジアに感染している場合、産道を通る際に赤ちゃんに感染するリスクがあります。そのため、妊娠初期に性病検査が行われ、母子感染の予防が図られています。

クラミジアの症状

クラミジアに感染すると、1~3週間の潜伏期間を経て症状が現れます。男性では、尿道に違和感やムズムズ感、痛み、透明から白色の膿が見られることがありますが、無症状の場合も少なくありません。クラミジアは性器だけでなく、咽頭や目にも感染する可能性があり、咽頭では喉の痛み、違和感、イガイガ感、痰や咳などの症状が見られることがあります。

クラミジアの検査および診断

クラミジアが疑われる場合は、問診で症状を確認し、尿検査を行います。咽頭感染が疑われる場合は、綿棒で咽頭粘膜をこすり検体を採取する方法や、うがい液を用いて検査を行います。検査結果が出るまで数日かかりますが、明らかな症状がある場合には、結果が出る前に治療を開始することもあります。

クラミジアの治療

クラミジアの治療には、抗生物質であるジスロマックやクラビットを用います。ジスロマックは4錠を一度に服用し、1週間効果が持続するとされています。内服後は便がゆるくなることがありますが、効果が持続している間は飲酒を避けることが推奨されます。一方、クラビットは1日1錠を7日間連続して服用します。クラビットは下痢のリスクが低い一方で、毎日服用する必要があります。妊娠中にクラミジア感染が判明した場合は、ジスロマックでの治療が行われます。治療後には、菌が消滅したかを確認するための再検査が必要です。最近の菌は薬への耐性を持つことがあるため、治療を自己判断で中断せず、医師の指示に従うことが重要です。クラミジア結膜炎の場合は、抗生物質を含む点眼薬が使用されます。

クラミジアの注意点

クラミジアに感染しても適切に治療を行えば再発はしませんが、再感染のリスクは依然として存在します。クラミジア感染を予防するには、性行為の際に避妊具を使用することが重要です。避妊具は100%の予防を保証するものではありませんが、感染リスクを低減できます。また、不特定多数との性行為を避けることも大切です。クラミジアに感染していると判明した場合は、パートナーにも検査を受けるよう勧めることが重要です。自身が治療しても、パートナーが感染していれば再び感染するリスクがあるため、ピンポン感染を防ぐために、二人で同時に治療を行うことが推奨されます。

性器淋病、咽頭淋病

排尿時に痛みを感じたり、膿のような分泌物が出る場合、淋病の可能性があります。淋病はクラミジアに次いで感染者が多い性感染症で、一度感染しても抗体ができないため、再感染のリスクがあります。淋病を放置すると感染が広がるだけでなく、前立腺炎や子宮内膜炎など、他の病気を引き起こす可能性があります。そのため、早期にパートナーと共に治療を受けることが重要です。

淋病の原因

淋病は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)によって引き起こされる性感染症です。淋菌は非常に弱い菌で、日光や温度差、乾燥によって死滅しますが、人間の粘膜にいる間は生存できます。このため、淋菌は粘膜に寄生しながら感染を広げていきます。感染部位によっては、男性では精巣、女性では子宮頚管に移動し、炎症を引き起こすことがあります。

淋病の感染経路

淋菌は粘膜から離れると生存できないため、性行為や類似行為によって感染します。男性は主に尿道や肛門、女性は膣に感染しやすく、一度の性行為での感染率は約40%と高い確率です。性器に感染した淋病を「性器淋病」といいます。
また、淋菌は口の粘膜にも感染するため、喉にも発症することがあります。これを咽頭淋病といいます。一方で、キスや共用の食べ物・飲み物で感染するリスクは低いとされています。また、母体が淋菌に感染していると、出産時に赤ちゃんに感染する可能性もありますので注意が必要です。

淋病の症状

淋病に感染すると、2~7日間の潜伏期間を経て症状が現れます。尿道に感染すると強い排尿痛や大量の膿が出ることが特徴です。また、尿道のかゆみや不快感、精巣上体の腫れ、発熱なども見られることがあります。膿は粘り気があり、白や黄色がかった色をしています。クラミジアと症状が似ていますが、淋病の方が排尿痛が強く、膿の量も多いのが特徴です。混合感染の可能性があるため、複数の検査を同時に受けることが推奨されます。放置すると、前立腺や精巣に感染が広がり、前立腺炎や精巣上体炎、さらには無精子症になるリスクもあるため、早期の治療が必要です。

淋病の検査および診断

淋病が疑われる場合、まず問診と視診が行われ、尿検査が実施されます。咽頭淋菌が疑われる場合には、喉の検体を採取するか、うがい液を使用して検査を行います。また、クラミジアなど他の性感染症との混合感染が疑われる場合には、追加の検査が行われることもあります。検査結果が出るまで数日から1週間ほどかかるため、症状がはっきりしている場合には結果を待たずに治療を開始することがあります。

淋病の治療

淋菌性尿道炎や咽頭淋菌の場合、ジスロマックの内服やトロビシンの筋肉注射で治療が行われます。トロビシン注射は臀部への筋肉注射で、施術時間は1分程度です。淋菌に抗生物質への耐性がある場合、治療効果が不十分なことがあるため、再検査で治療効果を確認する必要があります。淋菌性結膜炎の場合には、点眼薬と内服薬を併用します。

淋病の注意点

淋病は性行為によって感染するため、感染が判明した場合にはパートナーも検査を受けることが重要です。パートナーに症状がない場合でも感染している可能性があるため、検査を受けることをお勧めします。また、ピンポン感染を防ぐためには、パートナーと同時に治療を行うことが望ましいです。症状が改善しても、自己判断で治療を中断せず、尿検査で淋菌の消失を確認するまで治療を続けることが大切です。日常的にコンドームを使用することで、淋菌の感染予防につながります。

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎は、亀頭と包皮の炎症を引き起こす疾患です。細菌や真菌(カンジダ菌)などが原因で、性行為のほか、不衛生な状態や過度の摩擦などでも発症します。

亀頭包皮炎の症状

亀頭包皮炎の症状には、亀頭や包皮の発赤、腫れ、痛み、かゆみ、時には分泌物や悪臭が伴うことがあります。症状が進行すると、排尿時の痛みや性行為時の痛みを引き起こすこともあります。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV-1またはHSV-2)によって引き起こされる性感染症です。性行為(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)や接触を通じて感染します。初感染後もウイルスは体内に潜伏し、再発することがあります。

性器ヘルペスに感染した場合の症状

性器ヘルペスに感染すると、性器や肛門周辺に水疱や潰瘍ができ、強い痛みやかゆみを伴います。初感染時は、発熱や筋肉痛などの全身症状が現れることもあります。再発時は、症状が軽度であることが多いですが、何度も繰り返すことがあります。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる性感染症です。性行為(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)を通じて感染します。HPVは多くの種類があり、一部は尖圭コンジローマや子宮頸がんの原因となります。

尖圭コンジローマに感染した場合の症状

尖圭コンジローマに感染すると、性器や肛門周辺に小さなイボ状の隆起ができ、数が増えることがあります。これらのイボは、痛みやかゆみを伴うことがありますが、無症状であることもあります。イボは自然に消えることもありますが、治療が必要です。

マイコプラズマジェニタリウム(性器)

マイコプラズマジェニタリウムは、マイコプラズマ・ジェニタリウムという細菌によって引き起こされる性感染症です。主に性行為を通じて感染します。クラミジアや淋病と症状が似ており、見逃されやすい性感染症の一つです。

マイコプラズマジェニタリウムに感染した場合の症状

マイコプラズマジェニタリウムに感染すると、男性では尿道炎として、排尿時の痛みや透明な分泌物が見られます。女性では、膣炎や子宮頸管炎、骨盤内炎症を引き起こすことがありますが、無症状であることもあります。治療が難しいこともあり、耐性菌が問題となることがあります。

トリコモナス

トリコモナスは、トリコモナス・ヴァジナリスという原虫が原因で発症する性感染症です。主に性行為を通じて感染します。女性に多く見られますが、男性も感染することがあります。

トリコモナス感染した場合の症状

男性の場合は、無症状であることが多いですが、尿道炎を引き起こすことがあります。女性の場合、トリコモナス感染は、悪臭のある泡状のおりものや、かゆみ、排尿時の痛みが特徴的です。パートナー感染のリスクがある場合はなるべく早めに検査・治療を行いましょう。

尿道カンジダ(性器)

尿道カンジダは、カンジダ菌という真菌(カビ)が原因で引き起こされる感染症です。性行為や不衛生な状態、免疫力の低下などが原因で発症します。カンジダは通常、女性に多く見られますが、男性も感染することがあります。

尿道カンジダに感染した場合の症状

尿道カンジダに感染すると、男性では尿道のかゆみや灼熱感、白い分泌物が見られることがあります。女性では、外陰部のかゆみや灼熱感、白くてヨーグルト状のおりものが特徴的です。再発しやすい感染症です。パートナー感染のリスクがある場合はなるべく早めに検査・治療を行いましょう。

梅毒

梅毒は、トレポネーマ・パリダムというスピロヘータという細菌が原因で発症する性感染症です。性行為(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)やキスを通じて感染します。進行すると体全体に影響を及ぼす深刻な病気です。

梅毒に感染した場合の症状

梅毒は、感染後に段階的に症状が現れます。初期には性器や口の周りに硬いしこりや潰瘍(硬性下疳)が現れます。第二期には全身に発疹が現れ、リンパ節が腫れることがあります。

HIV

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、免疫系に深刻な影響を与えるウイルスであり、進行するとAIDS(後天性免疫不全症候群)を引き起こします。HIVは主に性行為(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)、血液(注射器の共有、輸血)、そして母子感染(妊娠、出産、授乳)を通じて感染します。

HIVに感染すると、初期段階ではインフルエンザのような症状(発熱、喉の痛み、リンパ節の腫れなど)が現れることがありますが、多くの場合は無症状のまま経過します。ウイルスは体内で免疫細胞(CD4細胞)を破壊し続け、免疫力が低下します。治療を行わずに進行すると、体が日常的な感染症やがんといった病気に対する抵抗力を失い、AIDS(エイズ)が発症します。

HIVに感染した場合の症状

HIVに感染すると、初期段階ではインフルエンザのような症状(発熱、喉の痛み、リンパ節の腫れなど)が現れることがありますが、多くの場合は無症状のまま経過します。ウイルスは体内で免疫細胞(CD4細胞)を破壊し続け、免疫力が低下します。治療を行わずに進行すると、体が日常的な感染症やがんといった病気に対する抵抗力を失い、AIDS(エイズ)が発症します。

AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)

AIDSは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して、免疫系が深刻に損なわれた状態のことを指します。HIVは体内で免疫細胞(特にCD4細胞)を破壊し続け、免疫力を徐々に低下させます。AIDSはHIV感染が進行し、体が感染症やがんなどに対して非常に弱くなった段階で発症します。AIDSそのものは特定の病気ではなく、HIVによって引き起こされる免疫不全が原因で発生する様々な病気や症状の総称です。
AIDSを発症すると、体は通常なら問題にならない感染症(カンジダ症、結核、ニューモシスチス肺炎など)や特定のがん(カポジ肉腫、悪性リンパ腫など)に対する抵抗力を失います。これらの病気やがんは、通常の免疫機能が維持されていれば発症しないか、軽度で済むものですが、AIDSでは深刻な状態に至ることがあります。未治療の場合、これらの感染症やがんが原因で命に関わる危険が高まります。
現在では抗レトロウイルス療法(ART)によって、HIV感染者がAIDSを発症することを防ぎ、長期にわたって健康な生活を維持することが可能になっています。そのため、HIV感染の早期発見と継続的な治療が非常に重要です。
HIVは発症前に適切な治療を受けることで、AIDSへの進行を抑え、健康な生活を維持することが可能です。そのため、早期検査と治療が非常に重要です。